先に断っておきますが、今回述べるのはただの一個人の見解であり、マナーや嗜みとか言った高尚なものではないし、こうすべきといった押し付けでもありません。
要はTPOを弁えてやればええやん、10先オモロイよってことなのです。
SNSのそれ、煽りじゃなくて自己満足です
SNSでたまに見かける「屈伸された!煽られた!晒してやる!」という類の投稿。
そうですね。怒っていいです。相手はあなたを怒らせるためにやってます。
とは言え晒すのはどうかとも思うのですが、それは今回はさておき。
この「煽り」。実にもったいない。何故なら自己満足でしかないから。
あえて言おう。オ〇ニーであると。
煽った本人が単に気持ちよくなっただけです。
煽られた側は相手の自慰行為を抵抗できない状態でみせられてるのです。そりゃ腹が立ちます。
なのでこの手の類を見かけたら「わぁ、(器が)ちっちゃくて(屈伸が)早ーい!」とか思って放っておけばOK。
……さて。
先ほど「煽り」がもったいないと言いました。
何故かって、その煽りはエンタメになり得るかもしれないからです。
自分だけじゃなくて、相手にも、ともすれば見ている(かもしれない)第三者も楽しめるものになる可能性を秘めているからです。
どうせなら楽しい煽りをしてみませんか?
煽りをエンタメにする
勘違いして欲しくないのは、煽りを全肯定しているわけではないということ。
前述のとおり、自己満足で終わってしまう煽りは不快で不潔で不条理なものです。
じゃあどうしたら煽りが不快なものでなくなるのか?
それは、自分も相手を煽ることです。
こう言うとただの相互なんちゃらになってしまうので補足すると、下の3つのポイントを押さえた上で自分も相手を煽るのです。
【煽り合いを楽しむための3つのポイント】
近い将来、相手との決着の場があること
相手との信頼関係を担保しておくこと
皆が見ていること
これらを踏まえることで煽りや煽り合いがエンタメ化するのです。
ぶっちゃけた話、まあ当たり前ですよね。
で。
今回は自分が煽った例を踏まえて順に説明させてもらいます。
近い将来、相手との決着の場があること
煽りだけならただの不快なモノで終わってしまいます。
煽った結果、どういうことになるのか。ここまで見せる必要があります。
「煽り」自体を決着というメインディッシュの前の前菜にしてしまうのです。
さらに言えば決着の場があることで、相手も自由に煽ることができます。
これで基本の煽り合いの形ができました。
もちろん煽らずに黙っておき、決着で勝って「ざまあみろぉ!」というのもアリです。性格は疑われるかもしれませんが。
筆者の場合は、2週間後に決められた相手と10先をするという前提がありました。
まあ結果負けちゃうのですが、この時点から負けることなど考えて恐縮しては面白くありません。
自分が勝つ前提で、盛大に煽ってやりましょう。
相手との信頼関係を担保しておくこと
はいこれ。一番重要。
何が言いたいかというと、煽りはともすれば相手を傷つけて萎えさせることもあるので、煽っても大丈夫な関係の相手にのみしましょう、ということです。
これを守らずに煽ると単なる自己満足で終わるような、冒頭の不快な煽りになってしまいます。
相手が気持ちよくならないまま自分だけ気持ち良くなって悦に入る下手くそと同じですね。
そんな輩とは対戦したくないし、距離を置きたくなるのは当然ってことで。
筆者の場合は、10先の対戦相手とはあまり面識はありませんでしたが、対戦の場を決めた主催者から煽りOK(むしろ強く推奨)のお墨付きをもらっていました。
これによって、10先の対戦相手は「煽ってもいい相手」になったのです。
何かあったら主催者に責任があるわけですからね。
ちなみに、念のために相手には裏でフォローDMを送っていたりもしました。
皆が見ていること
当然のようなことでなかなかできないこと。
不快な煽りは、大抵対戦相手しか見てない状況かと思います。屈伸とか屈伸とか屈伸とか。
これを、SNS上など相手も第三者も見れる状態の場所で煽ってしまうのです。
それも「おいおい、あいつ大丈夫か?調整が必要なのあいつの頭じゃね?」と周りに思わせるくらいのぶっ飛んだ煽りならなおヨシ。
これによって10先という決着の場に理由ができ、それに至るまでのストーリーが出来上がってくるのです。煽りという不快なものが、いつのまにかエンタメの演出になっているのです。
このあたり、プロレス団体のマイクパフォーマンスとかよくできてるなぁと思います。
筆者がどんな煽りをしたかって?動画が残っています。
プロレスラーを意識してやってみたのですが、なかなか難しいものですね。
相手の煽りはこんな感じ。
ちなみにX上ではこんな感じで煽ってました。
煽りが許される場で存分に煽り煽られよう
というわけで、許される煽りについて述べさせてもらいました。
合法的な煽り煽られで、皆様もよき格ゲーライフを。
謝辞
Special Thanks : マメダイフク様、ちょころね様
参考文献:少年ジャンプ+ 「ゲーミングお嬢様」[GAME2]より”煽りの三大原則” ©大@nani/吉緒もこもこ丸まさお